BODY KIT

ピラーに貼り付けることでワゴン風ルックに変身させる

エブリィをはじめ、商用車と5ナンバー乗用車の2モデルが設定されるクルマの場合、比較的前者のほうが装備やルックスの面において簡素化されていることが多い。
17、64ともワゴンがピラーをブラックとし、サイドビューの印象を引き締めているのに対し、バンではボディ同色。
この間延びした感じを嫌って、ドレスアップする人は多いが、中にはメジャーな鏡面タイプでは派手すぎると感じる人もいるだろう。
そんな人にオススメなのが、このピラーステッカー。
カラーはマッドブラックで、ワゴン純正ピラーを思わせるルックスを獲得できる。
注意するポイントは、ホコリが入らないよう、風邪のない日か屋内での作業がオススメ。また貼り付けは微調整ができるよう水貼りで行おう。
耐候性に優れ、洗車も可能。長く使えるアイテムだけに作業は確実に。
1.まずはフロントドア、スライドドアともにウインドウを下ろす。
次にウインドウ枠のゴムを下からルーフ側の角まで外す。手で簡単に外すことができる。
2.次にウインドウトリムを取り外す。
64はピラー付け根にツメがあるので手前に引っ張れば良い。
外すのはピラーに重なっている部分だけで良い。
17はモールの内側(ガラス側)にフックで止まっているので内側を持ち上げて外せば作業がやりやすい。
3.ウエス等にパーツクリーナーを吹き付け面を脱脂する。
ここでしっかりと脱脂できないと、後で剥がれる原因になるので念入りに行う。
同時に見えないホコリも取り除く。ピラーの裏側もステッカーで折り返すのでそこも脱脂する。
※工程13参照
4.貼り付けるステッカーは、形状が似ているため混同しやすい。
ベースのシートに車種と場所が表記されているので作業前にしっかり確認する。
5.貼り付けの基本は水貼り。
スプレーボトルに水と中性洗剤を混ぜた水溶液を用意する。
まずは水溶液は貼り付け面にたっぷりと吹きかける。
室内を汚さないよう、シートなどを養生するかガラスをゆっくりあげて作業するとよい。
6.ベースからステッカーを半分ほど剥がしたら、ステッカー裏側の貼付け面にもたっぷりと水溶液をふきかける。
少しはがしては吹きかけ、を繰り返す。
7.ピラーのフロント側から順に貼り付けていく。
ここではちょっとの気泡などは気にせず、位置決めを正確に行うことが大切だ。
8.それぞれのウインドウの反対側に目印として突起がある。
そこをピラーの縁が来るようにあわせる。
Bピラーはスライドドアを軽く閉め、前側と中間の高さを揃えるのがポイント。
9.各ステッカーの位置決めが終わったら、ヘラを使って気泡を抜きながら貼り付けていく。
その前に、ステッカー表面にたっぷりと水溶液を吹く。
10.ステッカーを保護するため、ヘラは直接当てず、ペーパーを何枚か折ったものでヘラ先で挟む。
中央から外に向かい、空気を押し出す。
11.フチは上から下に向かって貼り付けていく。
アールの部分はドライヤーで温めながら、シワにならないように慎重に指で押し当てるのがポイント。
あわてず、すこしづつアールにそって貼っていく。
12.ストレートの部分は、ドライヤーで温めながら、ペーパーで挟んだヘラを使って、角に沿ってステッカーを内側に折り曲げながら圧着していく。
13.ウインドウではない側のフチは、室内に向かってピラーを巻き込むように貼っていく。
この際、室内側から作業したほうが効率的。
フチは確実に作業しないと後で剥がれる原因になるので注意。
14.64の場合は後側左右のピラーの付け根部分(前側)は、折り曲げやすいようステッカーの角を5ミリ程度カットする。
後側にはこの処理は不要だ。
15.ステッカーが乾いたら、ウインドウ枠のゴムとトリムをもとに戻せば完成。
ステッカーは左右で合計6枚。根気よく作業しよう。